からこ・かぎいせきおよびしせきこうえん
【唐古・鍵遺跡および史跡公園】
吉野ヶ⾥遺跡と並ぶ弥⽣時代の⼤集落跡
詳細情報 | |
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名称 | 唐古・鍵遺跡および史跡公園 |
エリア | 北部 |
住所 | 奈良県磯城郡⽥原本町唐古50-2 |
TEL | 0744-34-5500 |
FAX | 0744-34-5511 |
営業時間 | 9:00〜17:00(⼊園は16:30 まで) |
定休日 | 毎週⽉曜⽇(⽉曜⽇が祝⽇の場合は開園、次の平⽇が休園) 年末年始(12⽉28⽇〜1⽉4⽇) |
駐車場 | あり |
駐車台数 | 62台(障がい者⽤2台) |
ホームページ |
http://www.town.tawaramoto.nara.jp/karako_kagi/iseki/index.html
https://www.karako-kagi.com/ |
【電⾞】近鉄橿原線「⽥原本駅」下⾞ タクシー約10分(約2.5km) 近鉄⽥原本線「⻄⽥原本駅」下⾞ タクシー約10分(約2.5km) 【⾞】京奈和⾃動⾞道「三宅IC」から東へ10分 国道24号より東へ 【徒歩】近鉄橿原線「⽯⾒駅」下⾞ 徒歩約20分(約1.5km) 【トイレ】史跡公園内2か所あり 【⼊園料】無料 |
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弥⽣時代前期から後期まで約700年もの⻑い間、途切れずに集落として存在し続け、最盛期には約42万㎡(甲⼦園10個分)という⼤きな⾯積を誇ったことなどが分かっています。
⼤きな建造物の遺構や、⼟器をはじめ多数の遺物が出⼟しており、⽇本各地から運び込まれた物もあり、すでにこの時代に地域を超えて広く交流が⾏われていたことが分かります。そのため、この遺跡は当時最先端の技術を持ち、近畿地⽅のリーダー的役割を果たしていた集落と考えられています。
弥⽣時代研究にとって⾮常に重要な遺跡であり、1999(平成11)年に遺跡の中⼼部分が国の史跡に指定されました。
出⼟した遺物には弥⽣時代の⽣活⽂化を⽰す⼟器や⽊製品、⽯器、祭祀遺物、炭化⽶など多種多様な遺物、⻘銅器鋳造に関係する遺物、褐鉄鉱容器に⼊ったヒスイ製勾⽟、楼閣の⼀部が描かれた絵画⼟器⽚など特殊な遺物も出⼟しています。これら出⼟品の⼀部は、唐古・鍵考古学ミュージアムに展⽰されています。
遺跡の地下には遺構も眠っており、末永く保存して次世代へ引き継ぐために、また歴史の⾯⽩さやこの地域の魅⼒を伝えるため、遺跡の⼀部が史跡公園として整備されました。
<復元楼閣>
遺跡で発⾒された⼟器⽚に描かれていた建物「楼閣」を、江⼾時代に築造された農業⽤溜池「唐古池」の南⻄隅に復元。
遺跡の、また町のシンボルタワーとなっています。地域住⺠によって植えられた桜が池を囲み、春には、美しい桜に彩られた楼閣の姿が⾒られます。
<遺構展⽰情報館>
遺跡や公園全体のガイダンスの場となる施設。発掘調査で発⾒された⼤型建物跡の柱⽳を型取りした模型を展⽰し、発掘時の状況を再現しています。
<弥⽣の建物広場>
広場の南側では、発掘調査で発⾒された⼤型建物跡を柱のみで表現しています。スマホアプリ「AR 唐古・鍵」でカメラを起動して柱にかざすと、⼤型建物や当時の祭祀の様⼦などを知ることができます。
<⽣活体験広場>
弥⽣の⽣活を体験できる広場で、休憩所やトイレを併設します。⼟器の野焼きや⽕おこし、復元⼟器を使った炊飯など、さまざまなイベントも⾏われています。
<弥⽣の林エリア>
弥⽣の⾵景を再現するため、当時の植⽣に即した樹⽊や草花を植えています。散策や植物観察、⽣き物観察といった⾃然学習を⾏います。
<多重環濠エリア>
集落を囲んでいた環濠を復元。洪⽔や外敵から集落を守るため、また物資を運ぶ運河として、何重にも溝を掘り巡らしていました。