1689(元禄2)年創業のマルト醤油は、戦後の⾷糧難で原材料の確保が難しくなったことにより閉業しましたが、18代・⽊村浩幸⽒が約70年ぶりに醤油蔵元を再興。蔵の中で発⾒された古⽂書から天然醸造製法を再現し、醤油蔵で奇跡的に⽣き残っていた酵⺟菌と、地元⽥原本を中⼼とした⼤⾖と⼩⻨を⽤いて丁寧に仕込んでいます。
また、蔵元再興と同時に、築130年〜140年の蔵屋敷を⼀部改築し、2020年8⽉、⽇本家屋の⾵情とホテルで過ごす⾮⽇常の時間を楽しめる、「なつかしくて、あたらしい」宿泊施設を開業しました。
マルト醤油の蔵屋敷は、「⼤和棟」と呼ばれる奈良地⽅の⺠家に特徴的な形状で、⽩い漆喰の側⾯壁と、勾配の異なる⼤屋根・下屋根の重なりとの対⽐が美しい建物です。屋敷内には⺟屋のほか、⽂書・財物の保管蔵や、原材料庫（1階）や醸造職⼈の寝所（２階）として使われた蔵もあります。宿泊棟（客室数7）やレストランは、これら伝統的な建物を現代的な空間として蘇らせたもので、当時の趣や⾵情は残しつつ、洗練された快適なしつらえになっています。
お⾷事は、地元の原材料でつくった醤油と、地元産の季節野菜とのコラボレーションで、地域の⾷材を丸ごと召し上がれるメニューをお楽しみいただけます。⼿塩にかけて育てた農家さんの思いまで、⼀緒に味わっていただけるようなお料理です。
施設内では「醤油絞り体験」のほかに、地域を堪能できるプログラムなども⽤意されています。

〈標準的な部屋設備〉
　ヒノキ⾵呂・レインシャワー、温⽔洗浄トイレ、冷暖房完備（全室床暖房有） 無料Wi-Fi

〈アメニティー〉
　 冷蔵庫、⾦庫、館内着、館内履き、ドライヤー、⻭ブラシ・⻭磨き粉、髭剃り、シャワーキャップ、綿棒、ヘアブラシ、シャンプー、リンス、ボディーソープ、ハンディタオル、フェイスタオル、バスタオル