くろだこだいもも

【⿊⽥古代桃】

古事記にも登場する、神の名前を持つ果実

古代モモは、古事記に登場するイザナキが⻩泉(よみ)の国から逃げ帰る際、雷神に投げつけた厄除けの果実です。
唐古鍵遺跡や邪⾺台国の最有⼒候補地とされる纒向遺跡(桜井市)でも、⼤量のモモの種が⾒つかっています。
⽢酸っぱく、しっかりした果⾁と濃厚な⾹りが特徴で、現代のモモと違って先は尖っており、昔の⾯影を残す⼩ぶりな形は、まさに童話「桃太郎」に出てくる桃の形をしています。
桃太郎伝説に深い関係があると思われる⽥原本町⿊⽥と、蔵堂で主に栽培されています。
⻩泉国の神々に追われた伊耶那岐神が、⻩泉⽐良坂の坂本に到り、そこにあった桃の実を3つ取って迎え撃ち逃れることができたため、桃の実に、我を助けたように葦原中国の⼈々を苦しみにある時に救えと命じ、この功を讃え「意富加牟⾖美命(おおかむずみのみこと)」という名を与えたと古事記に記されています。
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