ふがんじ 【補巌寺】 世阿弥が学んだ禅宗の寺 現在は曹洞宗の寺院ですが、1361(康安元)年あるいは1384(⾄徳元)年、了堂真覚禅師(りょうどうしんかくぜんじ)の創建で、⼤和で初めて建⽴された禅宗寺院と伝えられています。 能楽観世流の世阿弥が当寺で第2代⽵窓智厳(ちくそうちごん)に師事しました。 室町時代には、豪族⼗市⽒の菩提寺として隆盛を極め、江⼾時代には味間村の領主藤堂⽒の祈願所となりました。 しかし、本堂は江⼾時代末に焼失し、現在は⼭⾨が「宝陀⼭(ほうださん)」の扁額を掲げ、盛時の⾯影を今に伝えています。 ⼭⾨の脇には、有志によって「世阿弥参学之地」碑が建⽴されています。 また、⼟地台帳である「寶陀⼭補巌禅寺納帳(ほうださんふがんぜんじのうちょう)」4冊が発⾒され、これは⼟地の変遷を知る上で⼤変貴重な資料として、町の⽂化財に指定されています。 詳細情報 名称 補巌寺 エリア 南部 住所 〒636-0245奈良県磯城郡⽥原本町⼤字味間847 TEL 0744-33-4934 FAX 0744-33-4934 拝観時間 拝観⾃由(⼭⾨、鐘楼付近、外観) 駐車場 あり 駐車台数 1〜2台 【電⾞】近鉄笠縫駅から約2km 【⾞】⻄名阪国道郡⼭ICから約10km、約20分 【徒歩】近鉄笠縫駅から約25分 【トイレ】なし 【拝観料】無料
能楽観世流の世阿弥が当寺で第2代⽵窓智厳(ちくそうちごん)に師事しました。
室町時代には、豪族⼗市⽒の菩提寺として隆盛を極め、江⼾時代には味間村の領主藤堂⽒の祈願所となりました。
しかし、本堂は江⼾時代末に焼失し、現在は⼭⾨が「宝陀⼭(ほうださん)」の扁額を掲げ、盛時の⾯影を今に伝えています。
⼭⾨の脇には、有志によって「世阿弥参学之地」碑が建⽴されています。
また、⼟地台帳である「寶陀⼭補巌禅寺納帳(ほうださんふがんぜんじのうちょう)」4冊が発⾒され、これは⼟地の変遷を知る上で⼤変貴重な資料として、町の⽂化財に指定されています。