いまざとのはま(てらかわすじいまざととんやば) 【今里の浜(寺川筋今里問屋場)】 江⼾時代の⼤和川船運の船着き場 今⾥の浜(寺川筋今⾥問屋場)は、⼤和川の⼀⽀流である寺川の最上流にある江⼾時代の港で、通称「浜」と呼ばれていました。 東には近世の主要な交通路「中街道」が通っていることもあり、奈良盆地の物資流通で重要な位置を占めたといわれています。 春は⼤阪から油粕・⼲鰯などの⾦肥のほか塩や雑貨が上がり、秋は⼤和の⽶や綿、穀物が下っていきました。 今⾥の浜には、これら物資の荷揚場として船問屋が建ち並び、問屋町⽥原本の外港として⼤いに栄えました。 しかし、1892(明治25)年に鉄道(旧国鉄の関⻄本線)が開通して物資の輸送形態が変化したことにより廃れ、現在では往時をしのぶものは何もありません。 蛇巻き(じゃまき)が⾏われる杵築神社の⻄側堤防に、説明板がひっそり⽴っているのみです。 詳細情報 名称 今里の浜(寺川筋今里問屋場) エリア 北部 住所 奈良県磯城郡⽥原本町⼤字今⾥134-2 TEL 0744-34-7100(⽥原本町教育委員会事務局 ⽂化財保存課保存活⽤係) 拝観時間 ⾒学⾃由 駐車場 なし 【電⾞】近鉄⽯⾒駅から約1.5km 【⾞】⻄名阪国道郡⼭ICから約6km、約10分 【徒歩】近鉄⽯⾒駅から約20分 【トイレ】なし
東には近世の主要な交通路「中街道」が通っていることもあり、奈良盆地の物資流通で重要な位置を占めたといわれています。
春は⼤阪から油粕・⼲鰯などの⾦肥のほか塩や雑貨が上がり、秋は⼤和の⽶や綿、穀物が下っていきました。
今⾥の浜には、これら物資の荷揚場として船問屋が建ち並び、問屋町⽥原本の外港として⼤いに栄えました。
しかし、1892(明治25)年に鉄道(旧国鉄の関⻄本線)が開通して物資の輸送形態が変化したことにより廃れ、現在では往時をしのぶものは何もありません。
蛇巻き(じゃまき)が⾏われる杵築神社の⻄側堤防に、説明板がひっそり⽴っているのみです。