2022/4/28 【ブログ】
【ガイドの小箱】散策のご提案:上を向いて歩こう!!
いつもは、うつむきがちに歩いていますが、5月が近づくと青空の下、「甍(いらか)の波と雲の波~♪」と、口ずさみたくなります。
散策していると、屋根の上には「鬼瓦」が、怖そうな形相で睨んでいます。
町内にも、いろいろな形をした瓦がありますが、「鍾馗様(しょうきさま)」の飾り瓦を、少し紹介したいと思います。
中国の唐時代に実在したと言われる鍾馗様(しょうきさま)は、邪気除けの神様として、(今は「アマビエ」が有名ですが)屋根に飾られています。
〔皆、お顔が違います!〕
怖そうなお顔の鍾馗様ですが、邪悪なものから家を守るために、屋根の上から睨んでおられます。
鍾馗様の他にも、色々な飾り瓦があります。
飾り瓦には、その建物に住む人々の思いや願いが込められています。
順に〔鬼と文字〕〔波と宝珠〕〔鳥〕
〔向かい合う対の麒麟:キリンの顔に注目!!両方同じ方向(右側=北側)に顔を向けています〕
〔大黒様〕
いろいろな飾り瓦を見ることで、ちょっぴり時代や世相を感じることができます。
青空の下、爽やかな風を感じながら、少しだけ上を向いて、いろいろな形の「瓦探し」をしてみてはどうでしょうか!!