じょうしょうじ

【浄照寺】

本堂は県の指定⽂化財

淨照寺は、田原本御坊とも称され、大和における浄土真宗の中本山として、1651(慶安4)年、2代目領主・平野長勝によって創建されました。
この地には、近世田原本を形成した寺内町の造立並びに経営を担う寺院として、真宗大谷派の教行寺が招聘され、五十年余り存在していました。
ところが、新たに陣屋を構え居住した二代目領主との支配権をめぐる争いから広陵町箸尾に退去を命じられ、その跡地を二分し、北側には領主平野家菩提寺として浄土宗本誓寺が誘致され、南側に淨照寺が建立されました。
当院は本願寺大和五箇所御坊のひとつとして数えられ、本堂はじめ、庫裏・鐘楼・太⿎楼・表⾨を有する江戸初期の真宗大規模寺院の典型的な伽藍を今に伝えます。
本堂は創建当初に建⽴された⼊⺟屋造本⽡葺の建物で、組物、欄間、蟇股等に優れた彫刻技法が残り、県の指定⽂化財となっています。
⼭⾨は⾼麗⾨で、伏⾒城の城⾨を領主が拝領し浄照寺に下付したものと伝えられています。
特色ある二階建ての⻑屋⾨は、境内に独⽴していた太⿎楼を、明治後期に⻑屋⾨の上に移築移したものです。
また、本尊は「阿弥陀如来立像(江戸時代前期作)」、寺宝として親鸞上⼈画像⼀幅があり、⼤⾕本廟に安置されていたものを本願寺から下付されたといわれています。

※院内への⼊館や案内は、事前にご予約ください
詳細情報
名称 浄照寺
エリア 中央
住所 〒636-0338 奈良県磯城郡田原本町茶町584
TEL 0744-32-2477
FAX 0744-32-3800
拝観時間 8:30〜17:00(院内⼊館・案内は事前予約制)
駐車場 あり
駐車台数 南駐⾞場10台、境内20台 (できるだけ南駐⾞場をご利⽤ください)
ホームページ https://www.jsj.jp/
メールアドレス otera@jsj.jp
【電⾞】近鉄⽥原本駅/西田原本駅から約200m
【⾞】⻄名阪⾃動⾞道郡⼭ICから国道24号経由、阪⼿交差点を⻄進、約7km、約15分
【徒歩】近鉄⽥原本駅/西田原本駅から約3分
【トイレ】あり
【拝観料】志納
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